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必死で相手に説明しているつもりなのになかなか理解してもらえない。
そんなことってありますね。
相手の立場に立てていないケースが多いようです。
ちょっとした工夫で相手の理解度はぐっと深まります。
ぜひ今回ご紹介するテクニックを試していただきたいと思います。
先行オーガナイザー
この先行オーガナイザーとは、細かい知識を紹介する前にあらかじめ相手に与える認識の枠組みをいいます。
物事をいきなり説明するのではなく、説明を受ける人にあらかじめ認識の枠組みを設定することにより、これから説明する内容を受け入れやすくするのです。
つまり、この仕組みを利用することにより相手の理解度を高めることが可能になります。
先行オーガナイザーには「説明オーガナイザー」と「比較オーガナイザー」の2種類があります。
説明オーガナイザー
たとえばキリスト教の説明をする前に、そもそも宗教とは何か、どのような役割があるのか等を説明することなどがあげられます。学習者はあらかじめ宗教についての知識を得ているため、その知識をもとにキリスト教の特徴を理解しやすくなります。
このように本来説明したい事項を含むような大きな枠組みを概説することで学習者の理解を促進させる場合、この枠組みは説明オーガナイザーになります。
比較オーガナイザー
日本の神道を説明する際に、すでに仏教を習った人に対し、仏教との比較をしながら説明するといった場合があげられます。すでに仏教という宗教を理解していれば、その仏教との比較により神道の理解が進みます。
すでに相手が身につけている認識の枠組みを活用することにより、新しい内容も理解しやすくなるのです。
私も相手が知らないと予想される新しいことを説明しなければならないときには、その新しい事柄と類似のものについてあらかじめ確認することがよくあります。「〇〇はご存知でしょうか?」そう質問し、もし相手が〇〇について知っているとすれば、新しい事項を〇〇と比較しつつ説明することが可能になります。
まとめ
先行オーガナイザーの考えは、説明を受ける相手の立場をしっかり考えることを強調しています。説明するという行為は相手に理解してもらうことが目的ですので、こうしたテクニックを上手に活用することが大切だと思います。
by K.
May your heart and soul be peaceful!スポンサーリンク