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日記を書くことにはいろいろな効用があるといわれています。
単純に持続力がついたり、自分の姿を時間をおいて眺めることができ、客観視できたりといった点がよく取り上げられています。
ここでは日記の書き方をもうひと工夫することで、不安解消につなげる方法をご紹介します。
目次
日記と不安
まず不安な時にその気持ちを日記などに文字として表すこと自体に効果があります。もやもやとした気持ちが実際に文字としてあらわされることで、それだけで若干気持ちも落ち着いた気がするものです。
書きたい項目
そのうえで、さらに以下のような項目を書いてみると良いでしょう。
どのような状況に置かれているのか
不安というのは、いうなれば未知の状況に対して「悪い結果が待っているのではないか」と予想することから生じてきます。
ですので、ここでは自分がどのような状況にあり、どのような結果を恐れているのだろうか、ということを考えてみて、文字に表します。
不安な気持ちの程度
不安な気持ちはどのくらいの程度なのか、それを考えてみます。例えば1,2,3,4,5という5段階であればいくつになるのかとか、AからDであればどの段階になるのかとかです。
もっと細かくということでしたら、0から100までのうち、どのくらいの数字になるのかとかでも良いでしょう。例えば35くらいとか、75くらいといったぐあいです。
頭の中の考え
また、不安な状態にあるときのあなたの頭の中にはどのような考えが浮かんでいるのでしょうか?「こんな状況になるなんて想像もしていなかった」「きっと私は明日のプレゼンテーションで大きな失敗をするに違いない」など、頭の中で考えていることを日記に書いてみましょう。
大事な振り返り
日記を書くことで気持ちを落ち着かせる方法はいろいろなところで紹介されています。例えば森田療法などでも日記を書くことはとても重視されています。
ただ、いずれも不安な時、その気持ちを落ち着かせることが目的となっていますが、意外と大事な点は、振り返りの機会を持つことではないでしょうか。
つまり、自分が不安に感じていたことが、実際に終了した時点で、再度日記のページを開き、実際にはどのような結果になったのかということを記すのです。
そうすると、私も経験があるのですが、意外に不安に思っていたようなひどい結果にはならないことが多いのです。
あれだけ不安に思っていても、いざとなるとそれほどでもなく、あっけなく過ぎ去ってしまったとか、逆に結構うまくやれて成功といえる結果で終わった、などなど・・・
Photo by Allef Vinicius on Unsplash
記録の積み重ねが徐々に効果となって表れてきます
このような日記を書くことが習慣化していくと、次第に不安感も少なくなっていくでしょう。また、頭の中の考えも、悪いことが起こるというネガティブなものから、うまくいくかもしれないというポジティブなものへと変わっていくものです。ぜひ試してみてください。
<注>不安があまりにも大きいとか、日常生活にも支障をきたしているといった方は、「不安障害」かもしれません。ぜひ医療機関に相談されることをお勧めいたします。
by K.
May your heart and soul be peaceful!スポンサーリンク