「羹に懲りて膾を吹く」の心理とは?

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「羹に懲りて膾を吹く」という諺があります。羹というのはお吸い物の一種です。また膾とは肉などを刻んだ冷たい食べ物です。

「羹に懲りて膾を吹く」の意味

この諺の意味は、熱い羹を食べてやけどをしてしまった人が、それからというもの、膾のような冷たい食べ物を食べるときにさえ、ふーっと吹きながら食べるようになったということを表しています。

この諺が表す心理とは?

この諺は、要するに大変なつらい目にあった人が、それと比べると大したことがないことにもすごく大げさに反応してしまうということです。たとえば小さい頃に大きな犬に追いかけられてとても怖い思いをした人が、大人になってから小さなかわいい犬とすれ違う時ですら、必死で避けようとする等です。このような心理はだれでも容易に想像できますね。比較的理解しやすい心理だと思います。
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膾を吹く行為が習慣化してしまうと・・・

しかし、このような膾を吹くという行為がその人の「くせ」になってしまい、ちょっとしたことでも大げさに反応してばかりいるのはあまり良いことではありません。せっかくのチャンスが巡ってきた時ですら、恐怖心がよみがえってきて尻込みをしてしまいがちです。そしていつもこうした態度をとっていると何事に対しても消極的な姿勢で臨んでしまいます。そんな場合にはやはり必要なのは「勇気」です。「なんだか怖いな~」と思っていてもなんとか勇気を振り絞って頑張ってみることです。すると、「あれ、大したことなかったな、全然大丈夫だな」という感覚を味わうことができ、こうした経験を積み重ねることでいろいろなことにチャレンジできるようになっていくのです。
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まとめ:思い立ったらすぐに行動を

いかがでしたか?いつもいろいろなことに消極的になりすぎていると感じている方がいらっしゃったら、それはひょっとして膾を吹く如く、大げさに反応してしまっているのかもしれません。勇気を出すコツはあまり考えすぎないことです。何かやろうとしたときには躊躇せずぱっと行動することが大切だと思います。

by K.

May your heart and soul be peaceful!

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