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不安に感じることに直面すると、誰しも尻込みをし、逃げたい気持ちになります。
それは全く自然なことだと思います。
ただ、不安に感じることからいつまでも逃げていては、なかなか不安な気持ちは克服できません。
上記のような考えは、認知行動療法という心理療法の「エクスポージャー」という技法に取り入れられています。
前に「電話対応が苦手な場合はどうしたらよいか?」という記事を書いたときにも、このエクスポージャーの考えを紹介しました。
エクスポージャーという技法
このエクスポージャーという技法は、不安に感じること、恐怖を覚えることにあえて曝されるという技法です。
例えば人と話すのが苦手である、人と話すと過度に緊張してしまうといったいわゆる対人不安の場合は、
あえていろいろな人とコミュニケーションを取るという具合です。対人不安傾向の方は、とくに初対面の場面が苦手です。
そのため、例えば知らない人に道を尋ねるなどの課題をこなします。最初は緊張から、膝がガクガクしたり、顔が真っ赤になったりするかもしれません。
でも、何度も繰り返しているうちに、次第に慣れてきて、人とコミュニケーションを取ることが気にならなくなってきます。
上の例のようにいきなり道を尋ねるのはハードルが高いといった人には、少しずつハードルを上げていくという方法もあります。
たとえば、最初は知っている人に自分から挨拶をする。次には、職場や学校で面識がない人にも挨拶をする。そして最終的に全く知らない人に道を尋ねるという具合です。
このように徐々にハードルを上げていくことによって、少しずつ不安感を減らしていくのです。
思い切って不安を感じるものに直面する
いかがでしょうか?本当に不安を感じる人にとっては、想像しただけで胸がきゅっと苦しくなるかもしれません。
でも、不安の対象からいつまでも逃げていてはそのままです。エクスポージャーの技法を思い出して思い切って自分から不安の対象と向き合ってみてはいかがでしょうか。
ただ、あまりにも不安が大きい場合や、とても一人では無理だと思われる方は、専門家に相談することをおすすめします。
May your heart and soul be peaceful!スポンサーリンク